
◎ AZFa、AZFb、AZFcなど、様々なY染色体AZF領域の微小欠失を検出
◎ Y染色体長腕上パリンドローム領域の欠失が検出可能
◎ xMAP
® (Luminex
®) テクノロジーにより、迅速かつ多数検体の検査が可能
Y染色体上の無精子症因子(Azoospermia factor:AZF)領域の微小欠失は、男性不妊の原因の一つとして知られています。これまで、AZF領域の微小欠失検出に用いられてきたSTSマーカーは、欧米人での結果をもとに作成されていました。本製品は、日本人に特化した検出キットであり、総合的にY染色体微小欠失を検出できるよう開発されています。合計21種類※のSTSマーカーを用いて、歴史的に実績のあるAZF微小欠失(主分類:AZFa、AZFb、AZFc)を始め、パリンドローム構造や日本人多型を考慮した、AZFb、AZFc領域の部分欠失などが検出可能です。また、様々なY染色体長腕の欠失も検出できます。
※ X染色体上に設定されたコントロールマーカー1種を含みます。

蛍光ビーズに固相した特異的なプローブとビオチン標識PCR 増幅産物をハイブリダイズさせます。蛍光標識タンパク質であるSA-PE(フィコエリスリン標識ストレプトアビジン)とビーズ・PCR 増幅産物複合体を反応させ、PCR 増幅産物を蛍光標識した後、xMAP
® (Luminex
®) システムにより、蛍光ビーズとフィコエリスリンの蛍光を測定し、合計21種のSTSマーカーの検出を行います。結果は専用ソフトウェアを用いて、判定します。加えて、ウラシルDNAグリコシラーゼ(UDG)により、キャリーオーバーコンタミネーションのリスクが低減できます。
※ ジェノサーチ\GENOSEARCH™はMBLの登録商標です。第5045690号

※ xMAP
®、 Luminex
®はLuminex社の登録商標です。
◆ 本キットに関する論文が発刊されました。
高 栄哲, 飯島 将司, 並木 幹夫. 無精子症関連遺伝子とY染色体微小欠失検出キット. J. Mamm. Ova Res. 30, 135-144 (2013)
→ご希望の方に本論文の別冊を送付いたします。お問い合わせフォームよりご連絡ください。
◆ m3.com 臨床ダイジェストにて、本キットと生殖医療に関する記事が掲載されました。(m3.comのサイトに移動します)
診療一変させる遺伝子検査, 「医療変異」─2014年は遺伝子検査時代 第一部「強烈な追い風」◆Vol.3
http://www.m3.com/clinical/news/article/188110/
出典:m3.com m3.comは医療従事者専門サイトです。記事の閲覧には無料会員登録が必要になります。