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APR-D ラテックス-2

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ラテックス凝集法による新生児感染症スクリーニング試薬

1974年、後藤らによって提唱されたAPRスコア法は、新生児感染症の早期診断、病状経過の把握、治療の判定、抗生物質使用の指標として有用であり、新生児感染症のスクリーニング検査として広く用いられるようになりました。APRスコア法は急性炎症時に増加するタンパク質成分である急性相反応物質(Acute phase reactants: APR)のうち、α1-アシドグリコプロテイン(α1-AG)、ハプトグロビン(Hp)、C-reactive protein(CRP)の3種を同時に測定し、3者の成績で診断する方法です。
APR-D ラテックス-2は、ラテックス凝集法による新生児感染症スクリーニング試薬です。



APRスコアによるスクリーニング

  • 検体量が少なく、新生児にかける負担が少ない
  • ベッドサイドで迅速に検査、判定が可能
  • 複数項目(α1-AG, Hp, CRP)を総合的に判断することで、より的確な病状の把握、治療効果の判定が可能
  • CRPはウイルス感染症では上昇が少なく、時には出現しないこともあるが、そのような場合でも、α1-AGとHpには顕著な上昇が認められ、ウイルス感染を推測する有力な指標である。
  • CRPは抗生剤に感受性が高く、治療開始後急速に衰退するが、α1-AGはしばらく高値を維持するために細菌感染症の経過の把握、抗生剤の治療効果の評価に有用である。
  • 人工換気中の合併感染のスクリーニングに特に有効であり、合併感染症発症の予測にも役立つ

新生児感染症スクリーニングの対象

  • ハイリスク分娩(早期破水、遅延分娩、胎児仮死などの周産期異常を経過した新生児)
  • 早発型敗血症(出生直後の呼吸器症状を呈する新生児)
  • 人工換気中の合併感染
  • その他のインテンシブ・ケア(血管内留置カテーテルによる合併感染など)
  • ウイルス感染(エンテロウイルスの垂直感染など)

新生児感染症におけるスクリーニング検査の役割

  • 早期発見&早期治療
  • 抗生剤の過剰投与の抑制

スクリーニング検査に求められる条件

  • 頻回に検査しても新生児に大きな負担をかけない
  • 短時間で結果が得られる
  • 微量の検体で検査可能
  • 信頼度が高い

APRスコア法とは

急性炎症時に増加するタンパク質成分である急性相反応物(Acute phase reactants: APR)のうち、α1-アシドグリコプロテイン(α1-AG)、ハプトグロビン(Hp)、C-reactive protein(CRP)の3種を同時に測定し、3者の成績で診断する方法です。

APRスコア法とは

APRスコアによる新生児感染症のスクリーニング

APRスコアによる新生児感染のスクリーニング

APR-D ラテックス-2の測定原理

APR-D ラテックス-2は、少量(各5 µL)の検体で新生児に大きな負担をかけることなく迅速に判定できるラテックス凝集反応を原理としたキットです。α1-AG、Hpは出生時体重、生後時間によって正常上限値が異なるため、それぞれに応じた前処理用の抗血清(各3種類)を用いて検体から正常範囲内のα1-AG、Hpを除去した後にラテックス凝集反応を行います。CRPは0.7 mg/dL以上の場合に凝集反応が観察されるよう調製しています。

APR-D ラテックス-2の測定原理


操作方法

操作方法
認証番号:第302AFEZX00090000号
Code No. 4075 包装単位 20回
測定原理 ラテックス擬集法 貯蔵方法 2-8℃

区分 体外診断用医薬品
保険点数 *保険収載品

分野 (測定項目) 感染症 ( 新生児感染症検査(APRスコア法) )