1974年、後藤らによって提唱されたAPRスコア法は、新生児感染症の早期診断、病状経過の把握、治療の判定、抗生物質使用の指標として有用であり、新生児感染症のスクリーニング検査として広く用いられるようになりました。APRスコア法は急性炎症時に増加するタンパク質成分である急性相反応物質(Acute phase reactants: APR)のうち、α1-アシドグリコプロテイン(α1-AG)、ハプトグロビン(Hp)、C-reactive protein(CRP)の3種を同時に測定し、3者の成績で診断する方法です。
APR-D ラテックス-2は、ラテックス凝集法による新生児感染症スクリーニング試薬です。
新生児感染症スクリーニングの対象
新生児感染症におけるスクリーニング検査の役割
スクリーニング検査に求められる条件
急性炎症時に増加するタンパク質成分である急性相反応物(Acute phase reactants: APR)のうち、α1-アシドグリコプロテイン(α1-AG)、ハプトグロビン(Hp)、C-reactive protein(CRP)の3種を同時に測定し、3者の成績で診断する方法です。
APR-D ラテックス-2は、少量(各5 µL)の検体で新生児に大きな負担をかけることなく迅速に判定できるラテックス凝集反応を原理としたキットです。α1-AG、Hpは出生時体重、生後時間によって正常上限値が異なるため、それぞれに応じた前処理用の抗血清(各3種類)を用いて検体から正常範囲内のα1-AG、Hpを除去した後にラテックス凝集反応を行います。CRPは0.7 mg/dL以上の場合に凝集反応が観察されるよう調製しています。
Code No. | 4075 | 包装単位 | 20回 |
測定原理 | ラテックス擬集法 | 貯蔵方法 | 2-8℃ |
区分 | 体外診断用医薬品 | ||
保険点数 | *保険収載品 |
分野 (測定項目) | 感染症 ( 新生児感染症検査(APRスコア法) ) |