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化学発光酵素免疫測定法(CLEIA)を原理とするSTACIA
®専用試薬
◎ 測定時間は、サンプリングから結果出力まで19分以内
◎ 0.6~500 U/mLの広い測定範囲
◎ 既承認品との相関良好
関節リウマチ(Rheumatoid arthritis:RA)は慢性の全身性炎症性自己免疫疾患で、世界人口の約1%が罹患しているといわれています。RAでは、関節滑膜が増殖し、血管内から滑膜組織へリンパ球、マクロファージが遊走し、これらが産生する炎症性のサイトカインによって、軟骨・骨の破壊が進行します。
RAの発症には個人差が大きく、関節痛を主訴とする疾患には多種の疾患があるため、それらを除外したうえで、より早期に適切な治療を開始することが重要です。現在では、早期からの治療介入によってRAの進行を抑制できることが明らかになってきています。
RAの関節滑膜には各種のシトルリン化蛋白が発現していることが知られています。また、RA患者血液中にはシトルリン化抗原に対する自己抗体(抗CCP抗体)が産生されています
1)。
抗CCP抗体はRAに対する高い特異性を有し、RA発症早期から検出されるためにRAの早期診断に有用であることが立証されています
2)3)4)。