ループスアンチコアグラント(LA)や抗カルジオリピン抗体などに代表される抗リン脂質抗体は、血栓性病態(動脈・静脈)を形成するとともに、原因不明の習慣性流産を呈する女性においてしばしば存在する重要なリスクファクターであると考えられています
1)。
LAは、国際血栓止血学会において、「
in vitroのリン脂質依存性の凝固反応を阻害する免疫グロブリン」と定義されています
2)。
血液中のLAは通常、リン脂質依存性の凝固反応試験(活性化部分トロンボプラスチン時間;APTTやカオリン凝固時間; KCT、希釈ラッセル蛇毒時間; dRVVTなど)によって凝固時間が延長し、健常者血漿との混合試験によっても補正されないことによってその存在が示されます。リン脂質を加えることによって、延長した凝固時間が補正されれば、よりLA特異的であると言えます
3)。
dRVVT法はThiagarajanらによって1986年に報告
4)されて以来最も良く使われる方法となっており、オーストラリアのグラディポア社(現DSRV社)により、このdRVVT法が簡便化、標準化されました
2),5),6)。
