MBL 株式会社医学生物学研究所 臨床検査薬

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承認番号:22200AMX00405000
コード BS-LK016BD 包装 100テスト
測定原理 免疫比ろう法 保存温度 2-8℃
構成品 カッパフリーラテックス試薬、カッパフリー補助試薬、カッパフリースタンダード、カッパフリーコントロール、カッパフリーコントロール(高濃度)
関連製品

区分 体外診断用医薬品
保険点数 400 保険適用区分 D015 24

参考文献 伊藤早織, 新井次郎. ALアミロイドーシスの診断: 血清フリーライトチェーンを中心に. 臨床化学 41, 22-28 (2012)

分野 (測定項目) イムノグロブリン(IgG、FLCなど) ( 血清中遊離L鎖(FCL)定量 )
腫瘍マーカー ( 血清中遊離L鎖(FCL)定量 )

多発性骨髄腫をはじめとする単クローン性ガンマグロブリン血症の診断補助に

  • 血清中のκFLC、λFLCのみに特異的に反応する抗体を用いており、既存の測定方法に比べて100倍以上の検出感度を有しています。
  • 血清中のFLC濃度は形質細胞によるFLC産生を直接かつ鋭敏に反映するため、本試薬は病態を正確に反映することができます。
  • ラテックス比ろう法の自動分析機を用いて、簡便、迅速に、血清中のκFLC、λFLCそれぞれの定量値を得ることができます。

臨床的有用性

  • 本試薬を用いることにより血清中のκFLC、λFLCのみを特異的かつ高感度に検出できることから単クローン性ガンマグロブリン血症の検出率が既存の測定方法より向上し、特に従来の検査ではM蛋白を検出できない非分泌性骨髄腫、ALアミロイドーシスの検出率が高くなります。
  • 半減期が免疫グロブリンより短いことから病態を鋭敏に反映するため、海外では既に治療経過の観察に使用され、有用性が確認されています。
  • 微分泌性骨髄腫、非分泌性骨髄腫、ALアミロイドーシス、MGUSなどの予後予測、進行予測のマーカーとして海外では既に使用されています。
  • 血清の取り扱いは尿より簡便であり、また血清中のFLCは腎機能の影響を受けないため病態を正確に反映できます。

FLCと代謝

ひとつの形質細胞からは、1種類のH鎖と、1種類のL鎖(κまたはλ)が産生されます。 腎の再吸収能力を超えたFLCは、尿中にも排出されます。 通常はκ型とλ型が一定の割合で存在します。 単クローン性ガンマグロブリン血症では、特定の完全型免疫グロブリンおよびFLCだけが突出して産生されるので、この割合(κ/λ比)に異常が現れます。

形質細胞の腫瘍化とFLC産生


* MGUS: Monoclonal gammopathy of undetermined significance (意義不明の単クローン性ガンマグロブリン血症)

血清M蛋白<3g/dL、骨髄におけるモノクローナルな形質細胞の比率<10%、他のB細胞増殖性疾患が否定されること、臓器障害がないことにより定義される(新しい骨髄腫および関連疾患の国際診断基準より)骨髄腫への移行例が少なからず存在していることが知られており、長期にわたる経過観察が必要な疾患です。